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秋田応援団 Archive

Cafe Epice

Cafe Epice 店内

週末、出張で秋田に行った際立ち寄った喫茶店「Cafe Epice」。居心地のいい店内でいただいた珈琲は、秋田では知る人ぞ知る石田珈琲店の豆を使用しているのだとか。コク・香りとも申し分無し。セットで注文したアップルケーキもとてもおいしゅうございました。【ま】

Cafe Epice
秋田県秋田市大町3-1-12 川反中央ビル2F
TEL 018-827-6622
営業時間 11:00~19:00 (月・火曜日定休)

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石油関連施設見学ツアー vol.1

2か月ぶりの秋田県出張。メインの目的とは別に「せっかく秋田に行くのだから、どこかほかに見て回るところはないか」と思案していたところ頭の中に浮かんだのが、国内初のシェールオイルの採取に成功した鮎川油ガス田でした。ところがよくよく考えると、鮎川油ガス田があるのは秋田の県南・由利本荘市。今回、私たちが訪れるのは、どちらかというと県北に近い男鹿市。由利本荘まで行く時間もなければ金もない。が、そこでくじけないのが素工房。いろいろ調べた結果、男鹿の周りにもあるじゃないですか、石油関連の施設が。ということで、シェールオイルはあっさり諦めて、秋田県は男鹿市周辺の石油関連施設見学ツアーに向かうことと相成りました。
※文字の分量が多くなってしまったので2回に分けます。今回は「その1」ということで

秋田国家石油備蓄基地

地中式タンク外観

先ず訪れたのは男鹿半島南部にある秋田国家石油備蓄基地。当日、わたしたちを案内してくれたのは秋田石油備蓄株式会社・男鹿事業所総務課の佐藤さんという方でした。東京ディズニーリゾートよりひと回り広いという敷地内を、車で移動しながら解説してくれます。基地内にある地上式・地中式合わせて16のタンクには日本で消費される約1週間分の原油が備蓄されていること、万一タンクが破れてもオイルが敷地外に流れ出ない設計になっていることなどなど驚くことばかり。

メンテ中の地中式タンク内部

と、「ちょうどメンテナンス中で空っぽになっている地中式タンクがありますから覗いてみますか」と佐藤さん。タンクの縁の階段を登った先の、頂上から恐る恐る覗いたタンクのデカイことデカイこと。深さ50メートルを超えるタンクの奥行きに足が震えます。高所恐怖症の私は3分ほどで退散。最後に資料館を見せていただいて約1時間ほどの見学が終了しました。途中、私の無知丸出しな質問にもにこやかに答えてくれた佐藤さん、ありがとうございました。ここは事前に申し込めば一般の人でも見学がOKなところなので、男鹿にお越しの際はぜひ足を運んでみてください。【も】

秋田国家石油備蓄基地(男鹿事業所)
秋田県男鹿市船川港船川字芦沢219
TEL:0185-24-6111

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石油関連施設見学ツアー vol.2

さてさて、秋田石油施設見学ツアーの第2回目です。前回紹介した秋田国家石油備蓄基地に続いて我々が向かった先は、男鹿半島北部の海岸線に広がる申川油田(さるかわゆでん)。ここは秋田にある油田の中でも歴史の古い油井(ゆせい)で、発見されたのは昭和33年。ピーク時の昭和41年ごろには1日当たり428キロリットルの原油が生産されていたんだそうです。生産開始から50年を過ぎ、現在の日産量は60キロリットルまで落ち込んでしまっているけどまだまだ現役。最近ではシェールオイルに代表される新しい採取法の確立で、また日の目をみるかと期待されているところなんです。通常、一般見学はお断りしている、というのを「東京からわざわざお越しいただくということで」と快諾してくれた石油資源開発株式会社・秋田鉱業所鉱場長の伊藤さんと総務の田村さん、無理を聞いてくださり感謝感謝です。

申川油田

申川油田

この申川油田は、前述のとおりピークを過ぎた油田なので、原油をとるにはある工夫が必要です。それは、地下に水やガスを送り込み圧力を加えること。ジュースなどの入っている紙パックにストローから息を吹き込むと、中のジュースが逆流してきますよね。あの原理です。こうして深さ1千メートル前後のところから原油や天然ガスを強制的に噴出させているのだとか。説明を受けている間にもシューシューという音(加圧)や、ゴボゴボという音(噴出)が聞こえてきます。遠くからではあまりにも静かで、本当に原油なんか出ているんだろうかと疑ってしまいますが、近くでこうした音を聞いていると「この油田もまだまだ生きているんだな」としみじみ感じることができます。

福米沢油田

福米沢油田のドンキー

感慨にふけている私の横で「この油田にはアメリカの映画によく出てくるガッコンガッコンやる機械はないんですか」とうちのスタッフ。すると伊藤さんが、「ああ、ポンピング方式のものですね。近くの別の油田にありますよ。ご覧になりますか」と、車で10分ほどのところにある福米沢油田まで案内してくれました。イメージしたようなスケールの大きなものではなかったけれど、そこには確かにドンキーと呼ばれる石油採掘機が規則正しいリズムで首を上下に振っていました。予定外のことにも関わらず、こちらの勝手なわがまままで聞いていただいた秋田鉱業所のお二人、本当にありがとうございました。おかげ様でいい経験ができました。

とまあ今回の秋田出張は、ここではご紹介しきれないほど行く先々でよいご縁に恵まれ、収穫の多いものでした。こういったご縁を良い仕事につなげていければいいな。【も】

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